昭和56年6月、伊藤ハム株式会社創業社長故伊藤傳三により、伊藤ハム株式会社の株式500万株及び現金2500万円を基本財産として、 財団法人伊藤文化財団が設立されました。
 
当財団は、「近年、わが国の経済は目覚しい発展を遂げ、それに伴い国民の生活水準、生活文化は著しく向上し、物質的な豊かさは達成されてきました。しかしながら、物質文化に比べ精神文化は必ずしも均衡ある姿ではなく、人々は内面的な豊かさを求め、精神文化の向上を望み、とりわけ芸術文化の発展に対して大きな期待を寄せています。かかる現状に鑑み、兵庫県下の文化施設の一層の充実を期すために民間の立場から協力することとし、優れた芸術文化を鑑賞する機会の提供とその拡大を推進することにより、県民文化の向上発展を期したい。」との趣旨のもと設立され、今日に至るまで活動をしています。
  このような志は、先見性に富み、現代に通じる先鋭的なものとして高く評価され、創業の地にある美術館を支える財団の活動の礎として今日に至るまで守り続けています。

平成24年4月に公益財団法人に移行しました。